今回は、2019年度紅白出場が決まったKing Gnu「白日」の歌詞を深堀していきます。
読者さんへの前置きメッセージ
本記事は、
King Gnu「白日」の歌詞分析を行った記事です。
あくまで記事の筆者である僕の見解なので、
真に受けすぎず、少し距離間を持ってみて下さい。
この記事を読むと、音楽歌詞の捉える視点が少し変わると思います。
King Gnuに敬意をもって記事を執筆します。
「白日」とは
まず、曲名となっている「白日」は、
くもりのない太陽。日中。白昼。の意味を表します。
King Gnu「白日」
作詞:常田大希 引用元:http://j-lyric.net/artist/a05d6d3/l04abb6.html
1番
時には誰かを
知らず知らずのうちに
傷つけてしまったり失ったりして初めて
犯した罪を知るMagy
傷つけた事に後悔してますね
戻れないよ、昔のようには
煌めいて見えたとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも

仕方がないから
困難があっても前を向こう。
という感じですね。
困難=雪と表現しており、
歌詞の中の物語は冬であることがわかります。
今の僕には
何ができるの?何になれるの?
誰かのために生きるなら
正しいことばかり言ってらんないよなどこかの街で
また出逢えたら
僕の名前を覚えていますか?
その頃にはきっと
春風が吹くだろう

人の為に生きようと決意し
過去に傷つけた相手の事を思います。
最後の「春風は吹くだろう」で
罪を償う頃には
冬➡春に季節が変わるという
意味が込められてると思います。
真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いているんだ真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
全てを包み込んでくれ
今日だけは
全てを隠してくれ

罪悪感から逃れない
という感じで、病んでますね。
2番
もう戻れないよ、昔のようには
羨んでしまったとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも

「前向きにならなきゃーっ」って
無理してる感があります。
いつものように笑ってたんだ
分かり合えると思ってたんだ
曖昧なサインを見落として
途方のない間違い探し季節を越えて
また出逢えたら
君の名前を呼んでもいいかな
その頃にはきっと
春風が吹くだろう

主人公の犯した罪って
日々積み重ねてやってちゃった事と
判明しました!
恋人にでもフラれたと考えて話を進めます。
真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
首の皮一枚繋がった
如何しようも無い今を
生きていくんだ真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
今だけはこの心を凍らせてくれ
全てを忘れさせてくれよ

「首の皮一枚繋がった」とありますが
逆に捉えると、かなり追い込まれてる
と解釈できます。
3番
朝目覚めたら
どっかの誰かになってやしないかな
なれやしないよな
聞き流してくれ

って感じになってますね。
忙しない日常の中で
歳だけを重ねた
その向こう側に待ち受けるのは
天国か地獄か

ただ歳とったなぁ
ザックリ言うと
「なにしてんだろ自分」
って思ってると解釈できますね。
いつだって人は鈍感だもの
わかりゃしないんだ肚の中
それでも愛し愛され
生きて行くのが定めと知って後悔ばかりの人生だ
取り返しのつかない過ちの
一つや二つくらい誰にでもあるよな
そんなんもんだろう
うんざりするよ

理解し合える事は不可能なのに
人には人が必要。
そりゃ間違いだってあるよなぁ
少し悟りながら
イラ立ちしてるように見えます。
真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いて行くんだ真っ白に全てさようなら
降りしきる雪よ
全てを包み込んでくれ
今日だけは
全てを隠してくれ
やっぱりまだ過去に縛られ、
現実逃避した主人公
という終わり方なんですね。
まとめ
歌詞の内容をまとめると、
独りの人間のネガティブ思考を表現されていることがわかりましたね。
読んでいただき、ありがとうございました。